日経BPの「Webマーケティングの近未来 第21回~欧米での企業ブログ
のケーススタディ(その3)」にNokiaの2003年の春の新製品の発売に際
し、ブロガーを利用したキャンペーンを実施したレポートが掲載されていた。
アメリカでは、まだ写真付き携帯電話というのが、まだ浸透していない
時期で機能として付帯していても性能がイマイチではないかという懸念
を消すことができなかった。
Nokiaではマスでのキャンペーンは当然実施しているが、細かい性能
を消費者に伝えるために「口コミ」による施策をブロガーを使って展開
することにした。
キャンペーンでは、まず10人のブロガーにアプローチした。
最初は、2ヶ月の利用サービスを提供して、写真を撮影し、それをキャンペーン
サイトに掲載するというものだった。決して、ブログへの掲載を依頼することは
なかったし、フォローのメールなども送ることはなかったという。
結果的に、8人のブロガーがこれに同意し、5人が自分のブログに撮影した写真
を掲載し、体験談を残した。さらに、2人はフォトブログまで開設したらしい。
特に重要なのは、大量なバナーキャンペーンを行ったにもかかわらず、これらの
ブログのいくつかが、キャンペーンサイトへのトラフィックの上位につけたという事
である。
消費者がプロ化することで、企業の発信する情報より個人が発信する情報に
より信頼をよせている。という口コミキャンペーンの真髄を見た感じがする。
また、ブロガーは企業が管理することができないので、あくまでも自然発生的
な口コミを誘発させるしかないのである。
ただ、その口コミのプロセスを理解していれば成功するのでしょう。